父をめぐって争う母娘。三角関係の敗者となった私は、人生で常に負け続けた。【ハムレットから思うこと②】

稽古場で具合が悪くなったのは投影?毒親育ちの孤独感「ドーナツの穴」が芸術となった時【ハムレットから思うこと①】

思えば、私はいつも母から足を引っ張られてきました。

「あなたには可愛い服は似合わない」と言って服を奪う
「化粧をしないほうが、あなたらしい」
「私のほうが賢い」
「私のほうが気を遣える」
「私のほうが男性からモテる」
「あなたは暗くて可哀そうだね」

やがて足を引っ張られるのが、面倒になり、私は常に「負けたふり」をして人生を生き続けるようになりました。

自粛して小さく縮こまり、どこへ行っても自分を極力出さないようにしてきました。

やがて「負けたふり」がいつの頃か「負け癖」になりました。

こうなると、どこへ行っても、相手に負かされてしまいます。

学校でも、職場でも、プライベートでも。

どこへ行っても、イジメ、モラハラ、パワハラに合って、相手から負かされ続けました。

自分が欲しい愛情は、恋人を変えても、いつも手に入りません。

好きな人はいつも私から去っていきます。

いつも、心の中にぽっかり穴が空いた状態です。

いつしかその穴は収集がつかないほど大きくなり、ある時、蓋がパッカリと空いてしまいました。

エネルギーがあふれ出し、私は母に力を封じ込まれていたことに気づいてしまいました。

抑えていた力で、私は母を徹底的にやり込めてしまいました。

★★★

ところで、なぜ母は私をずっとライバル視していたのでしょうか?

長い間、それが分かりませんでした。

母は母で素晴らしい点がたくさんある。気立てがいいし、可愛くて、お洒落で、人気者で、仕事ができる人。

それなのに、なぜ私の足を引っ張らなければ気が済まなかったのか?

心理学を勉強し始めて、私は「エディプス・エレクトラコンプレックス」を初めて知りました。

エディプスコンプレックス:母の愛を巡って、息子が父と争う
エレクトラコンプレックス:父を愛を巡って、娘が母と争う
※専門的ではなく、ざっくりした解説です

母が私と争う原因、それは父の愛情を勝ち取ることにあったのです。

母は戦いに勝利し、父を独占することに成功しました。

私は敗者となりました。「エレクトラコンプレックスの敗者」です。

その後、父は母にベッタリとなり、私にほとんど関心を払わなくなりました。

食卓では父の機嫌を取るために、私の話題は消え、弟の話題ばかりとなりました。

私が無職で同じ実家で暮らしてお金に困っていても、夫婦で仲良く海外旅行に出かけていました。
(実家からお米券を盗んでチケットショップで換金したのはこの頃です)

いま振り返ると、父が、母娘の争いをけしかけていたと思います。

「どちらが僕のことを大切にしてくれるの? 僕はどちらかの女性しか愛さないよ」

機能不全家族で育った父はえこひいきが大好き。ネコにエサをやる際にも、自分のお気に入りに応じて、エサの量を決める歪みっぷり(笑)。

それは人間にも適応され、私と母の愛情を試すような行為をして、母と娘を競わせていました。

片方を急に優先したり、片方を急に無視したり。

そんな父の愛情を勝ち得ようと、母と私の無意識の競争はどんどんエスカレートしていきました。

家庭の中のシーソーゲームで、私の心はどんどん疲弊していきました。

しまいには私は自分を封じ込めて、争いから降りようとしたのだと思います。

家族といると、いつも戦わなければならない。気を遣わなければならない。本当にしんどい子供時代でした。

★★★

ちなみに、私の弟は、父に勝ち母の愛情を一身に受けた「エディプスコンプレックスの勝者」です。

資産家令嬢と結婚し、芸能人と同じタワマンに住む弟は、「自分は女性から愛されて当然。世界は自分のために回っている」と思っている節があります。

私は、能力も容姿も性格もそんなに違わない弟と、人生でなぜここまで差がついてしまったのか、ずっと不思議でした。

エディプス・エレクトラコンプレックス。この言葉を知って、姉と弟で格差がついた理由が説明できるように感じました。

勝者は「愛されて当然」、敗者は「愛されないのが当然」。

世界の捉え方が、根本から異なります。その後の人生に天と地ほどの格差が生じます。

※ただし勝者でも、親を負かしたことに罪悪感を覚えると、自らを罰します。恋愛面では不倫・万年二番手となって幸せから遠ざかる傾向も見られます。

★★★

話は今回のMPSの舞台「ハムレット」に移ります。

ハムレットも、物語の人間関係の根底にあるのは、エディプスコンプレックス。

ハムレットの母ガートルードは夫の死後、わずか2カ月で夫の弟・クローディアスと再婚します。

今回の演出では母のガートルードがハムレットの嫉妬をあおり、旦那と息子の競争をけしかけているようにも見えます。

息子の前で旦那と公然といちゃつく様は、わざわざ嫉妬をあおっているようなものです。

厄介な毒母ガートルード!

しかも本人はあおりに無自覚な様子。タチの悪い毒親です。

きっと前の旦那の時から、争いをけしかけていたんだろうな。

今回の演出では、母が大好きで仕方ないのに「エディプスコンプレックスの敗者」となってしまったハムレットが、病んで暴走したのも致し方ない、という印象です。

エディプス・エレクトラコンプレックスは、どこの家庭でも大なり小なり起こることです。

誰を起点にした三角関係で、誰と争い、敗者になったのか勝者になったのか?

クライアントさんからの相談には、私はこの辺の当たりをつけながら話を聞くようにしています。

皆さんも、この”魔法の三角関係”、自覚するだけで、人生変わりますよ!

そして、今回のハムレットのように、怒りが暴走してテロにならないように、気を付けてくださいね~!

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台風こちらは大丈夫でした。ハザードマップを配りまくった日。

こんにちは。テツコハナヤマです。

連日、舞台の記事が続いているのですが、

「台風大丈夫だったの?」と問い合わせをいただいていまして、

そういえば避難準備を進めているという記事で終わっていました。

ご心配ありがとうございます。私の実家は、近隣の河川がギリギリ氾濫せずに済み、被害はありませんでした。

この度、被災された方には、心よりお見舞い申し上げます。

ハナヤマも近日中に、ボランティア活動など、何か被災地のお役に立てることをしたいと思っております。

★★★

当日は滞在していた川が実家に近く、厳重に警戒しておりました。

SNSでは「どこに避難すればいいの?」「備えは何をすればいいの?」といった声があがっており、

私は知人にハザードマップや警戒情報のリンクをせっせと送っていました。

私は東日本大震災の時、「どうせ津波が来ても、そこそこだろう」と高をくくっていて、その後に甚大な津波被害を目にすることになりました。

1週間前に訪れた家は、流されてしまいました。

もう二度と、あんな思いをしたくない。

ですから、おせっかいと言われても、できるだけ警戒準備をして、人にも促します。

荒川に合流する実家近くの小さな川はいつあふれてもおかしくない状況で、

夜明けまで、河川の水位情報とtwitterとにらめっこしていました。

水門が閉められ、ダムの放流が発表された時に、「ついに来るぞ」と覚悟しました。

11月に予定している結婚式場も氾濫警戒となっている河川沿いだったので、「最悪、結婚式の延期もありうるな」と思いました。

結局、ダムは放流されず、河川の水位は氾濫寸前で、持ちこたえてくれました。

今回、テレビは細かい河川の情報まで流してくれないので、あてにならなかったなあ。

SNSで自ら災害情報を集める時代になりましたね。

お陰様で二次会のウェディングドレス、無事でした(一番上の白いヤツ)

稽古場で具合が悪くなったのは投影?毒親育ちの孤独感「ドーナツの穴」が芸術となった時【ハムレットから思うこと①】

舞台「ハムレット」を観た感激、まだ収まっていません。

そして、今だから書けることを、書きます。

 

実は先日、稽古場でインタビューさせていただきました。

その後、稽古場を見ていた所、私は”何か”に当たってしまい、回復に数日要しました。

 

私はカウンセラーとしては、クライアントさんに共感しながらも、客観的に見ることが得意です。

結構、癒着キツめの方が来ても、割と平気なタイプです。

ただ、今回の「ハムレット」は毒親育ちの“テロ”という解釈。

ハムレットが親から満たされなかった寂しさ、孤独感が、物語を進める鍵であり、莫大なエネルギーともなります。

そんな強大で危ういエネルギーが今回の稽古場にたまっていたのです。

また今回の脚色・演出は、演出家・斉藤敏弘氏自身の悩みも重ねられています。

大好きなのに大嫌いな母。そんな母と向き合えない気持ちが暴走する悲劇。

今回の演出版は、まさに斉藤氏の心象風景ともいえるのです。

 

人に囲まれているのに孤独感を覚える。師匠のカウンセラー・根本裕幸さんはそんな心理状態を「心のドーナツ化現象」と呼んでいます。

斉藤氏にインタビューしている最中、”ドーナツの穴”が見えた気がしました。

そう、私が当たった”何か”の正体は、きっとこれ。

その底知れぬ闇、強大な引力を抱えた底なし沼。久しぶりに「や、やばいぞ!」と思いました。

 

でも、これは心理的には私自身の「投影」なのかもしれません。

(※投影=自分自身が切り離してしまった感情が、外の世界に映し出されること)

私もかつては毒親と直接対決をした身ですから、そのエネルギーがまだどこかに残っている。

あるいは、まだまだ癒しきれない、孤独な気持ちが心の底に眠っているのかもしれません。

親と対決していた頃は、刃物があったら本当に刺してしまいそうで、正直怖かったです。

対決前には「安心安全な方法で戦う」と自己暗示をかけてから、実家に行っていました。(その結果、父親の頭の上から、麦茶をどぼどぼヤカンから注いだりしました)

 

インタビューですでに疲労していましたから、観劇の際は正直「大丈夫かな?」と思いました。

この巨大な負のエネルギーを「ハムレット」に乗せて成立するのか?

「ハムレット」とは名ばかりの斉藤氏の自伝、別の物語になりやしないか?

ところが、毒親育ちの強大な負のエネルギーが、シェイククスピアという骨太な古典作品の上に乗っかると、あら不思議、

ドーナツの穴が、身を切り裂くような孤独が、ハムレットというキャラクターの強烈な個性となり、

人々の共感を呼び、心を震わせるのです。

 

私のクライアントさんは芸術家系、クリエイターさんが結構いらっしゃるのですが、

皆さん、抱える孤独感、”ドーナツの穴”がデカいのなんのって!

でも、それこそが、創作の原点になるんですよね。

寂しすぎる思いをしたからこそ、普通の人とは比べものにならないくらいの、空想・妄想の世界を構築することができる。

そうして、自分が創り出した新たな世界を媒介にして、再び人とつながることができる。

「創作、芸術を通じて世界と人とつながろう」

「芸術家、クリエイターだからこそできる心の癒しもあるよ」

アーティスト気質の人たちに、私はそう提案しています。

 

今回の「ハムレット」はまさに毒親育ちの”ドーナツの穴”が、見事に世界とつながった作品となりました。

私が観劇した回は、終盤にかけて、舞台と客席の雰囲気がピりりと引き締まっていき、

最後は観客から役者まで、全員の呼吸が合っていました。

途中で寝ていた方も、終盤見入っていました。泣いている若い女性もいました。

さらに、今回の主演の飛田竜之介は、ハムレットと同じような虚無感、心の闇を抱える等身大の青年。

ハムレットの”ドーナツの穴”を、見事に表現してくれました。

今回の演出版では、ハムレットは孤独な心を抱えたまま、死んでいったようにも見えます。

でも、孤独なんだけど、孤独じゃない。

役者も、演出家も、観客も、ハムレットの”ドーナツの穴”でつながった。

見守り、共感し、ひとつになった。

膨大な負のエネルギーが、感動と共感に昇華されるミラクル。

演劇って、芸術って、本当に面白いなあと思います。

素晴らしい演出・潤色を見せてくれた斉藤氏、そしてMPSの役者さん、スタッフさんに、心から拍手を送ります。

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舞台「ハムレット」ゲストトーク無事終えました。すさまじい熱気で、終演後は放心状態!

こんにちは。テツコハナヤマです。

斉藤敏弘氏プロデュースの俳優集団「MPS」による舞台「ハムレット」が20日まで東京・北区の「シアター・バビロンの流れのほとりにて」(東京都北区豊島7-26-19)で上演されています。
アクセス(南北線王子神谷駅から徒歩12分)
★チケット予約はまだ空きがあります。予約はこちらから

昨夜、舞台「ハムレット」を観劇後、アフタートークに登壇しました。

想像をはるか上回る熱気あふれる舞台。終盤は尻上がりで密度が増していき、終演後は放心状態。

あらかじめ考えていた内容は全部吹っ飛んでしまい、言葉が出てきませんでした。

「すごい、すごい」。ハナヤマ、登壇者であることを忘れて、小学生のようにはしゃいでしまいました。

そんな中、プロデューサー/ガートルード(王妃)役の藤原琳子さんと、演出家の斉藤敏弘さん夫妻が、両脇に座って上手に感想を引き出してくれました。いやー助かった!

お陰様で「ハムレット」を絡めながら、毒親やカウンセリングの話も少しすることができました。

緊張するかなと覚悟していたけれど、ほとんど緊張しませんでした。

というのも、普段は観劇後に一人で心の中でおしゃべりしている内容を、みんなと分かち合える。

そんな素晴らしい舞台を用意していただき、私はすごく嬉しかった。

初めてのゲストトークで上手く話そうとか正直いろいろと考えていたけれど、そんな気持ちはこれっぽちっもなくなって、ただ楽しかった。

恥ずかしがり屋なので、照明が眩しくて客席が見えないことにも、救われましたね。


「シアター・バビロンの流れのほとりにて」
入り口

舞台を観ると、私はその後、数日間、時には1カ月以上舞台のことを考えていることがあります。

何度も脳内で再現して、登場人物に思いを馳せたり、演出の意図を考えたり……

新しい舞台を観る、それは私にとっては新しい友人ができる瞬間。

今回の「ハムレット」も心の中でたくさんの友人ができました。

登場人物は、私の心の中で、これからも生き続けるでしょう。

お前はそれでよかったのかい? ハムレット…?

(感想はまた詳しくアップします。今回のトークの音声配信も検討しています)

★舞台「ハムレット」チケット予約はこちら

事前の見どころ予測記事:今夜ゲストトーク登壇&舞台「ハムレット」見どころ。プロデューサーは根本さんのお弟子夫婦!個性的なゲストカウンセラーをテツコが一挙紹介。

ゲストトークには、以前カウンセリングしたクライアントさんが、お花をお手紙を持って、駆け付けてくれました。

お手紙に”HAPPY”だと書いてあって、表情も明るくて、本当によかった! わざわざご来場、ありがとうございました。

ちなみに、ハナヤマのトークショーに立ち会われた方は割引が適応されます。お問合せフォームにその旨、お書きください。

天職と最愛の人と巡り合う☆テツコハナヤマ・セッションメニュー☆はこちら

今夜ゲストトーク登壇&舞台「ハムレット」見どころ。プロデューサーは根本さんのお弟子夫婦!個性的なゲストカウンセラーをテツコが一挙紹介。

こんにちは。テツコハナヤマです。

斉藤敏弘氏プロデュースの俳優集団「MPS」による舞台「ハムレット」が20日まで東京・北区の「シアター・バビロンの流れのほとりにて」(東京都北区豊島7-26-19)で上演されています。
アクセス(南北線王子神谷駅から徒歩12分)★チケット予約はこちらから

「ハムレット」は言わずと知れたシェークスピアの四大悲劇の一つ。舞台初演から400年以上たっても、世界中で上演されています。それだけのパワーと深み、ダイナミックさ、普遍性を持った作品です。教養として一度観て、話の筋を知っておくだけでも、人生の中で損はないかと思います。

この舞台でプロデューサーを務める藤原琳子さんは、根本裕幸さんの第1期お弟子さん仲間の一人。今回はハムレットの母で王妃のガートルードを演じます。
女優×カウンセラーRinkoの部屋

ちなみに演出/プロデューサーを務める斉藤氏は、琳子さんの夫なのですが、このお方も最近始まった根本さんの第二期のお弟子さんとなったそうです。
ブログ:https://ameblo.jp/stunningsaito/
ちなみに以前読んだ斉藤さんのこの懺悔記事は刺さったなぁ。「子供を作るということ」

夫婦で根本さんのお弟子さん! パートナーシップで血なまぐさく格闘しながら、道を切り開いてきた、業の深い夫婦が創る舞台。ね、武闘派女子の皆さん、これだけで興味ありませんか?

【テツコハナヤマ的な今回の見どころ予測】
今回パンフレットで演出家・俳優陣へのインタビューを担当しました。今回の演出では「お母さんが大好きだけど、大嫌い。その感情と向き合えないという」母子癒着(平たく言えばマザコン)が切り口になっています。今回の演出では、ハムレットの母ガートルードが、ハムレットと同じぐらいの男性(しかもむっちゃいい奴)と結婚したことで、ハムレットの心がかき乱されます。
さらに、主役ハムレットの孤独は根本師匠が解く「心のドーナツ化現象」のようで、彼はどんどん追い詰められ、孤独になっていく様子が描かれています。
それはまさしく元野良猫男子の演出家・斉藤氏が体験した(今も?)心象風景であり、ロックマンや野良猫、彼らを追いかけまわしている自立系武闘派女子に刺さる場面も数多くあると思われます。演劇に関心がある方だけではなく、心理学や根本さんのブログの読者も楽しめる内容になっていると思います。
また、主役のハムレットが当て書きか?と思うほど、むっちゃはまり役で、鬼気迫る表情にも色気が宿るいい男ぶりです。前回のマクベス役も好演でしたが、今回も武闘派女子が涎を垂らす仕上がりになると思われます。イイ男集団が追い詰められる様を目前で見たい!!という方も、ぜひ会場にお越しくださいませ~!

さらに、この舞台、終演後に根本さんお弟子カウンセラーがアフタートークをすることになりました! 演劇の難しい話というよりも、初めて観たお客さん視点、カウンセラー視点で、「ハムレット」の感想を語るという風になると思います。テツコハナヤマは今夜が初観劇なので、その後に勢いで感想を述べるのが楽しみです。

アフタートークは開演から2時間10分後ぐらいの開始です。トークのみも1000円で聞けるそうです。

【登壇カウンセラー】※トーク内容は変更される可能性があります。

17日夜 テツコハナヤマ:「ハムレットから読み解く毒親対決の心構えと母子癒着」など
ハムレットは、名台詞「生きるべきか、死ぬべきか」の葛藤状態から、自らの運命に身を委ねる「サレンダー」をした、とハナヤマは解釈しております。これはNLPカウンセリングのワーク「スカッシュボール」の過程に近く、葛藤の状態から「どちらを選んでも後悔しない」という心理状態になったのではないかと思います。ただ、今回の演出の意図は「自作自演のテロ」なので、ちょっと見方が違うかもしれません。舞台を見て、ハナヤマ自身の毒親対決の体験談も踏まえながら、さまざま語ることができればと思います。(テツコハナヤマ談)
18日昼、夜 黒江香:「受け取る」という女性性。ハムレットの発言「尼寺へ行け」の真意 など
【テツコハナヤマによる紹介文】
女性的なエロさとオカンが共存しながら少女のようにピュア。唯一無二の存在感である。
彼女には生命が躍動する南国がふさわしい。ハナヤマのイメージでは、亜熱帯に咲く色鮮やかな花。あるいは、大きくて、あたたかく、おおらかな子育中のメスライオン。
まあ、とにかく華があるのだ。
ハナヤマがたまに女性性を0.2ミリくらい高め、密かに悦に入っていると、いつも目ざとく声をかけてくる。そのセンサーはもう恐ろしいくらいで、さすが女性性のエキスパートだなと思うのである。あなたの中の恥ずかしさをこじ開ける鍵を持っている人だ。ぜひその存在感を体感してほしい。
旦那様との結婚生活はもう20年近い。夫婦関係、パートナーシップのエキスパートでもある。
ハムレットの女性の登場人物、ガートルード、オフィーリアについて、母の視点から、女の視点から、掘り下げて語ってくれるだろう。
カウンセラーブログ:色香を高めてオンナをあげる!
19日夜 村松勇雄
【テツコハナヤマによる紹介文】
プロコース以外のお弟子の中では白一点の男性ながら、
いじられキャラとして武闘派女子軍団にすんなり溶け込んでいた。
「いさこちゃん」は違和感がなかった。これはスゴイ才能なのだ。
女心も分かるし、男心も分かる。その狭間をひょうひょうと行き来できる人。
そのしなやかさと独特のユーモアで感性に響く何かを残してくれそうだ。
渡仏経験があり、フランス語使い。ソムリエ、バーテン経験もあるという多彩な才能の持ち主。野良猫、ロックマン等、複雑な男心を研究したい方にはもちろん、仕事やライフワークに悩む方にもお薦めしたい。
今回は元演劇青年の視点で、軽快ながらも興味深く「ハムレット」を語ってくれるだろう。
カウンセラーブログ:その 向こうの 景色
20日昼 岩井和美
【テツコハナヤマによる紹介文】
お弟子仲間のお笑い担当!?テレビ、編集、ウェブとマスコミ経験が長く、ブログやSNSでは韻を踏んだ軽快な文章で、心理学の世界へ愉快に誘ってくれる。一方、彼氏のペンさん一筋20年の歴史は、涙無くしては語れない…はず。下町育ちの素朴さ、人情味あふれる武闘派ド根性女子である。今回の舞台についても必ずや独自のお笑い的な切り口で、ハムレットを面白おかしく語ってくれるものと期待している。ちなみに、彼女はテツコハナヤマの隠れウォッチャーらしく、たまに動向が筒抜けになっている。いつの日か彼女と「下町オアシス」もどきを結成するのが夢である。
ブログ:toracocoro とら子とこころのブログ

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舞台「ハムレット」今夜開幕!ゲストトークのみ参加は1000円。明日ご来場の方はカウンセリング割引招待券をご案内します。

こんにちは。テツコハナヤマです。

いよいよ、舞台「ハムレット」が今夜、開幕します。楽しみです!

テツコハナヤマがゲストのアフタートークは17日19時開演の後に始まります。
(ハムレットはむっちゃこってりした演劇なので、終了後はお腹いっぱいになっていそうですが……汗)

舞台チケットの事前予約は、ブログのお問合せフォームから17日夕方まで承っております。

また、アフタートークのみ参加1000円のチケットを販売することになりました。

アフタートークは21:10ごろからの開始となります。

また、テツコハナヤマのアフタートークにご来場いただいた方には、ハナヤマのカウンセリング割引招待券を後日、ご案内します。

ハナヤマ、結婚式の準備など色々重なっていて、でブログ更新が滞っていたので、告知が遅れており、まだまだお席は空いております。

お気軽にお問合せ下さいね。

お楽しみに~♪

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台風に備える。二次会ウェディングドレスを避難させる。

テツコハナヤマです。

友人の結婚式などがあり、島から東京の下町の実家に戻っています。

台風が近づいていて、外はすごい暴風雨。

実家は1階なのですが、ハザードマップでは荒川が氾濫すると、数メートル浸水する恐れがあります。

数日分の着替えや食料を詰めたリュックを準備し、念のために避難準備を進めています。

そうそう、今度ブログで書きますが、購入したウェディングドレス(冒頭写真)もクローゼットの一番高い所に、避難させました。

こちらは披露宴では着ないのですが(もともと着る予定でしたが別のものになり)、二次会で着ることになりそうです。

母も留め袖など着物を高い所に避難させていました。

まあドレスなんて、いざとなったらダメになっても仕方ない。命さえあれば何だってできますからね。

 

私は災害の取材経験があるので、こういう時は敏感です。

流された家、倒壊した家屋を見て、「どうして逃げなかったんだろうか」と悔しい気持ちになったことが度々あります。

災害の被害を少なくしたい。危機管理を学びたい。それで、本気で大学院に進もうかと考えたこともありました。

「もっともヤバい想定をして動く。やりすぎだと周りに批判されても、それで無事なら、結構なこと」

と思って動いています。

震災の時に、骨身に沁みました。

それに、毒親だなんだかんだ、と普段は騒いでいますが、

こういう時に家族が近くにいてくれると、心強いですね。何度かバトりましたが……。笑

災害の時こそ、一番大事なものはなんだろう。と考えるよい機会になるのかなと思います。

舞台「ハムレット」パンフレットで演出家・俳優のインタビュー原稿を担当しました!【10月17日(木)夜トークショー登壇】

こんばんは。テツコハナヤマです。

10/16~10/20、東京「シアター・バビロンの流れのほとりにて」(最寄り駅:南北線王子神谷駅)で斉藤敏弘プロデュースの俳優集団「MPS」による舞台「ハムレット」が上演されます。

テツコハナヤマは10/17(木)夜に公演後のトークショーで、「自分の毒親対決のエピソード」「母子癒着」などについて、カウンセラーの視点から語る予定です。(チケットは問い合わせフォームより受付中です)

さらにこの度、舞台で使われるパンフレットのインタビュー原稿を担当しました。

先週末に稽古場にお邪魔し、稽古の合間を縫って、演出家や俳優の方々に話を聞かせていただきました。いやー稽古場の熱気凄かったです!!

 

テツコハナヤマは学生時代から演劇好き。学生時代に買った演劇のパンフレットは、今も押し入れに大切にとってあります。

今も時折、押し入れから取り出し読んでは、当時の記憶を色々と思い出し、懐かしさに浸ることがあります。

学生時代、感情を抹殺して生きていたので、演劇を通してしか、自分の感情を味わえなかったんですね。

ですから当時の自分は舞台を見ている時だけ、「自分は生きている」と感じていました。むしろ、現実の世界が「作り物」のように感じていました。

旅行に行っても、ひたすらその土地の舞台ばかり見ていました。NYに行った時には、ブロードウェイで舞台見まくって、舞台紹介の無料冊子「PLAY BILL」集めまくってたなあ。

当時のパンフレットを読んでいると、当時の自分が写っている写真以上に、「自分がこの時、生きていた」って、感じることができるんです。

ですから、演劇のパンフレットを作ってみたいって、ずっと思っていました。

ハナヤマはエンタメ業界での取材経験はありますが、演劇のパンフレット執筆をお手伝いするのは初めて。

この度、ご縁あって長年の悲願がかなって、むちゃくちゃうれしいです~♪

お任せしてくれた斉藤敏弘氏、藤原琳子氏に感謝です。本当にありがとうございます。これで成仏できます。

 

インタビュー中には、「母子癒着」「親密感への恐れ」「武闘派」「すべては自作自演」など、根本師匠のかいわいで耳タコのフレーズが満載!

舞台好きも、俳優さんのファンの方も、心理学好きも、カウンセラーさんも、根本ファンも興味深く読めるインタビューになっていると思います。(ハムレット、みんな大好き〇〇〇〇〇じゃん!)

皆さん、ぜひお楽しみに~!

11月半ばに結婚式を控え、まもなくご祝儀セール発表します。

こんばんは。テツコハナヤマです。

現在、結婚式の準備が佳境を迎えています。

準備をはじめて4カ月。

式を挙げる場所はなかなか決まらず、

決まってからも、さまざまな心理ブロックが発動して、想像以上に疲弊しております。

あれ? 幸せ絶頂なはずなのに、なんで、どうして……!?

そう、テツコハナヤマは長らく人に頼らない甘えない自立時代を過ごしてきました。

ですから、突然押し寄せてきた幸せが、重すぎて受け取りきれないのです。

「結婚もできたし、衣食住満たされているし、仕事もあるし、もう自分は大丈夫」。

そう思っていました。婚活中からこのブロックと格闘し、今ではほとんど取り除いたつもりでした。

ところが、自立時代の名残はなかなか手ごわいです。今になって、むくりと頭をもたげてきました。

「幸せを受け取れない」

それは一見贅沢な悩みですが、心理学をやっていると、最もやっかいなブロックであることも知っています。

振り返ってみると、根本師匠のお弟子さん時代、もっとも具合が悪くなった師匠の言葉は「幸せになってください」でした。

私の幸せって何だろう…?お弟子さん修了式で師匠から流れ弾!ループの真っ只中で

 

そこで、テツコハナヤマ、押し寄せる幸せを、

拒否せず歯を食いしばって、受け取っていこうと思います。(なんかこう書くのは変ですけど)

その過程もこれからブログにアップしていこうと思います。

さらに、皆様のお力を借りるべく、カウンセリングご祝儀セールを計画しています。

まもなく発表しますので、お待ちください。

10月17日(木)夜、トークショー登壇決定!舞台後に「『ハムレット』から読み解く母子癒着と毒親対決の心構え」など語ります。

皆さま、こんばんは。

毒抜きライフカウンセラー?のテツコハナヤマです。

舞台「ハムレット」のアフタートークショーの日程が決まりました。

10月17日(木)19時開演の舞台の後、トークショーに出演します。

トークショー開始は21時ごろになるかと思います。

「『ハムレット』から読み解く母子癒着と毒親対決の心構え」などについて、語ろうと思います。

シェイクスピア先生を語るだなんて、とブルブル震えていた私ですが、

「母子癒着から親との対決へ」という切り口で見てみると、語りたいことはたんまりあるので、楽しみです。

とはいえ、私の戯曲の解釈と今回の演出意図は、異なるみたいなので、

戯曲を絡めながら、自分の親とのエピソードや、カウンセリングの話が中心となるかもしれません。

ご興味のある方は、このブログの問い合わせフォームより、問い合わせ、お申込みくださいませ。

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