大人の引きこもりは私のインナーチャイルドが望んだから。そして両親への復讐心から

今日のブログは暴走ぎみです。

私は30を過ぎてから、引きこもりニートを経験しています。

定職なし、彼氏なし、子供なし、貯金ほぼなし(親に金をせびる)

どだ、すごいだろっ!!

お米券を実家から勝手に持ち出して、換金したこともあります。
(謝罪して返金済みです)

親からは泣かれるわ、近所からは奇異の目で見られるわ。

友達にも本当のことを言えないし、連絡もできないし、それはそれは、みじめな思いをしました。

いい年した大人がお米券を金券ショップでこっそり換金して、やっとコンビニでパンを買える。

ああ、落ちる所まで落ちたなあ……と思いました。

家族は混乱して、色んなカウンセラーや臨床心理士に相談に行きました。
(※だって根本先生の予約が取れないから!)

ずっとひきこもってしまうかもしれないので、カウンセラーさんから「お金は渡さないでください」と言われたそうです。

「あなたの子育てのせいだから、一生背負っていくべき」と助言した有名カウンセラーさんもいて、母はいまだにその言葉に捕らわれています。

(私だったら、そんな言い方しないよなー。「母親が人生を心から楽しむのが一番」って言いますけどねぇ)

今では「自由に生きていていいね」「素敵なパートナーが見つかってよかったね」とか図らずも成功者扱いされてしまうことがあります。

「苦労知らず」「あなたは特別」と思われることも。

いやいやいや。

「ちょっと前の家族からの私の取り扱われ方、そして絶望を知ってみろっ!」って思いますね。

親の期待に応えられないかった自分で自分を罰して、落ちる所まで落ちると、見えてくるものがある。

人も世間も両親も、とことん都合がいいなーって思います。

収入、肩書、学歴、年齢、容姿、結婚しているかどうか、で判断する。

条件を満たしていないと、人扱いされない。

 

だからこそ、そんなものはいらない、二度としばられないと私は誓った。

人の本質だけを、いいも悪いも、丸ごとひっくるめて、裸の状態を、とことん見透かしてやろうと思った。

それこそが、その人の価値であり、美しさであり、強さなのだから。

だから、あなたがどんな状況でも、それは単に今置かれている状態なので、私は気にしない。

その人の本質を、無垢な部分を、子供のころの純真なあなたを、とことん見続ける。

というか、隠しているのなら、はぎとって、見せつけてやろうとさえ思う。

自分の美しさから、とことん目を背けるなって思うね。

☆☆☆

今、インナーチャイルドワークの体験記をまとめていますが、インナーチャイルドワークが進むと、子供の自分と対話ができるようになります。

自分の内にその子がいる。

気まぐれなペットを心の内に飼っている気分とでもいうのでしょうか。

引きこもりを決断したのも、その子が望んでいたからです。

小さい頃から、常に両親と家族のバランスを取るために、気を遣ってきたため、ものごころついた時から自分の時間を持てなかった。

学生時代も社会人になってからも、度々そう思いましたが、両親を悲しませてはいけない、迷惑をかけてはいけないと、その気持ちを押し殺し、私の心は何度も壊れました。

一人になりたい。一人になってゆっくりしたい。一日空想にひたって好きなことをしたい。

自分の本心はそう望んでいたのです。

その子の無念さを晴らすために、私は決断しました。

「子供を生きると大人になれる」

そういうタイトルのアダルトチルドレン本もありますからね。

根本さんのブログや本に出会ったことも、積極的な引きこもりを後押ししました。

師匠の根本さんは、基本的にはニートも親の支援も「別にいいんじゃない。ただし親も子も自分軸で生きなはれ」というスタンスだと理解していますから。

☆☆☆

私が引き持ったもう一つの理由は、両親への復讐心。

両親は家族のバランスを取るために、さんざん私に気を遣わせて、こき使ったのに、

「性格の悪い子に育った」

「両親の期待を満たさない残念な子」

「結婚も出産もできないので、一人前ではない」

「頭が悪いから本ばかり読んでいてかわいそう(もはや意味が分からない)」

と私に言うようになりました。

社会的に成功してタワマンに住む弟は豪華な食事を作りペコペコ頭を下げて、甘い言葉をかけ、道の角を曲がるまで見送るのに、私には見向きせず、冷えたコロッケを机の上に置くだけ。

罵倒と無視とため息ばかり。口を開けば「かわいそうだね」って言う。

いやいやいやいや、こんな私にしたのは、あんたたちせいだから。

私は両親に制裁を加えたくなりました。

このまま、結婚も働きもせず、ずっと引きこもって、死ぬまで迷惑をかけてやろうと思いました。

今では引きこもりの状態から脱しましたが、まだ時々「復讐し足りないなあ」と思うことがあって、ドキッとします。

私が結婚しなかったのは、親に復讐するためでもあったようです。

今でも実家に行った時に恨みごとを言うこともありますが、気持ちは徐々に落ち着いてきています。

恨みときどき感謝、できるようになってきました。

☆☆☆

いろいろと書いてきましたが、伝えたいことは二つ。

・あなたのインナーチャイルド(内なる子供)が本当に望んでいることなのか?もし望んでいるならば、それに従ったほうがいい。

・誰かへの復讐のために、今の状態(結婚しない、引きこもり、お金がない)を続けていないか?不幸をあえて選んでいないか?ということです。

私の引きこもりは、ぶっちゃけ「かけ」でした。

数年引きこもってインナーチャイルドが満足したら、また社会復帰できるかもしれない。

だけど、それ以上に恨みと復讐にとらわれ、引きこもりから抜け出せなるかもしれない。

結果的には私のインナーチャイルドは癒され、自分に合った仕事もパートナーも見つかりました。

ただ、それは結果論にすぎません。

たまたま、かけに、博打に勝っただけ。

引きこもり続けるのと、紙一重だった。

ただ崖っぷちの中で、本質を見抜く目を養ったのかな、と感じています。

これからも、あなたの本質を美しさを可能性を、ひたすら見つめ続けていきたいです。

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テツコハナヤマ
毒親育ちが、ロックマンしか愛せず音信不通に苦しむ日々を卒業し、誠実な癒し系の旦那様と結婚。コロナ禍で出産し、産後クライシスに荒ぶりながらも「毒親育ちが居場所を見つけて、ライフワークと家族と生きる」日々を発信中。根本裕幸氏のお弟子さん1期。 詳しいプロフィールはこちら。