里帰り先から帰って、旦那さんと二人だけの育児が始まった。
旦那さんは子供の扱いがまだよく分かっておらず、実質ワンオペ状態。
3カ月留守にした家の中はちっとも片付いておらず、ゼロからというよりも、マイナスからのスタート。
やる事が山積みで、育児の合間にひたすらタスクをこなす仕事モード。
ああ、やらなきゃ、やらなきゃ、やらなきゃ……やることが、たくさん!
いつまでたっても終わらない。
子供との時間を楽しむ余裕は正直ない。睡眠不足で常にけだるい。
赤ちゃんが泣いたりぐずったりすると、イライラしてしまう。
そして旦那さんにもあたってしまう。
そんな自分まで嫌になってしまう。
最初の1週間で、家族水入らずの生活は行き詰ってしまった。
★
旦那さんに子供を見てもらっている最中、衝動的に海辺へと車を走らせた。
妊娠中にはよく散歩、瞑想をして、たくさんのインスピレーションを得た場所。
夕闇は海と空の狭間に美しいグラデーションを作り、漁火がチラチラと輝いていた。
こんなに大自然に身を浸すのは、何カ月ぶりだろう!
久しぶりにほんの数分、自然に身を委ねて、呼吸してみた。
そうして、ふと湧いてきた言葉。
「自由」
「私は自由」
★
母になると、不自由になる。
夫は協力してれず、妻にばかり負担がのしかかって、イライラし続ける。
自分ばかりが我慢して、自己犠牲ばかり。
私は以前から母になることについて、そんな観念、思い込みを持っている。
私の母は元祖ワンオペ・ワーキングマザー。
いつも余裕がなくイライラしていて、ノロい私は日常的に容赦ない鉄拳、罵声をくらっていた。
こんな経験から、私は子供が欲しいと思うと同時に、子供を持つことが恐怖だった。
子供を産むまでは、この思い込みとの格闘の日々だった。
そうして、母の姿をコピーしたように、私は今、イライラして、夫にあたりまくっている。
★
でも、母になったら、不自由になる。
本当にそうなのだろうか。
いや、人間、どこで何をしていても、心は自由なはずなのだ。
自由でないのは、自分が自分で自由をなくしているのだ。
根本さんが常々説いているように、欲しいものは両方手に入れていい。
https://nemotohiroyuki.jp/manwoman-psychology/35601
母であることも、自由であることも。
誰にもしばられない。
「私は自由」
そうつぶやいてみたら、心がほおっと溶けるように、軽くなった。
「私は自由」
「私は自由」
母になっても、育児で大変でも、私は誰にも縛られず、自由である。
もちろん、育児は大変な仕事だ。時間もお金も心の余裕もなくなる(ように思える)。
日本のお母さんには、えげつないくらいの理想と負担と責任がのしかかる(ように思える)。
でも、「育児をしながらでも、私の心は自由」
そう感じる方法は、必ずあるはずだ。
帰り道、にゃんこがたくさん寄ってきた。
うち一匹に、我が子の面影を感じた。
さてさて、おうちに戻ろう。
投稿者プロフィール

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毒親育ちが、ロックマンしか愛せず音信不通に苦しむ日々を卒業し、誠実な癒し系の旦那様と結婚。コロナ禍で出産し、産後クライシスに荒ぶりながらも「天職と愛する人と豊かに生きる」日々を発信中。根本裕幸氏のお弟子さん1期。
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