まるちゃんが好きな夫と、道三にしびれる私と。日曜夜のテレビから見える心の世界

こんにちは。テツコハナヤマです。

今週末はいよいよ大河ドラマ「麒麟がくる」は長良川の合戦です。https://www.nhk.or.jp/kirin/story/17.html

本木雅弘さん演じる、美濃の戦国武将・斎藤道三が息子・高政(伊藤英明)と刃を交えます。おそらく討ち死にするのでしょう。

本木さんは坊主頭で血しぶきを浴びながら、道三を熱演。すでにネット上では「道三ロス」が叫ばれ始めています。

先週の「大きな国」の終わりは神シーンでした。道三は光秀の人生を信長に導く橋渡しをしたのですね。道三に後光が差す演出は圧巻でした。

自分の正義信条に反する、筋が通らない時には、負け戦になろうとも、戦場に打って出て、花々しく散る。(この道三の姿勢が、後の本能寺の伏線でもあるのかしら…)

これぞ漢の本懐! 本望! くう~! こんな生き方、しびれます。

★★★

ところで、私はこんな風に血湧き肉躍る日曜8時を毎週迎えているのですが、私の旦那さんは「麒麟がくる」にまったく興味がありません。

家にテレビが1台しかないので、その時間帯は家事をして過ごしてくれています。

旦那さんは、戦いや争いが大嫌い。血なまぐさいドラマは興味が持てない様子。外国語のテレビドラマを見ているような、「ナニコノヒトたち」というリアクション。

そんな旦那さんが、毎週楽しみに見ているのが、日曜6時の「ちびまる子ちゃん」。

テレビの前に寝そべって、毎週「うふふふ」と楽しそうに見ているのです(か、かわいい)。

ちびまる子が終わった後は終始ご機嫌で、リビングには春風のように、ほわほわとした空気が漂っています。(その後、動物好きなので、「ダーウィンが来た」もほっこりしながら見る流れ)

ああ、なんて平和男子! 春の野に咲くような、タンポポ男子。

旦那さんのマイブームは、たまちゃんのものまね。

番組を見終わった後は「まるちゃん、まるちゃん」とニコニコとつぶやいています。

ちなみに旦那さんがあこがれる理想の男性は、まるちゃんのおじいちゃん「友蔵」だそうです。

まるちゃんみたいな孫と、とぼけた会話をするのが老後の夢だそう。

私は旦那さんに付き合って「ちびまる子」を一緒に見ることもあります。もちろん、まるちゃん面白いですが、どちらかと言うと、重厚で緊迫感のあるドラマが好きです。

特に「麒麟がくる」に登場する戦国武将たちの生き方に憧れます。道三しかり信秀しかり。

欲得にまみれながらも、己を貫き、泥臭く生きてこそ、人生の本懐!

いやはや、旦那さんとは全然違いますね。

★★★

好きなドラマやキャラクターには、その人の生き方や世界観が如実に反映されていると思います。

人と争うという発想や考え方が、そもそも頭の中の辞書にない旦那さん。

平和と調和をモットーとして、いつも「穏やかにね」と口癖のように私を聡します。

私が道ばたで、お店で、家庭で、すかさず抜刀すると、あわてて止めに入ります。

かつて、私は常に戦っているロックマン氏を好きでした。でも、私も彼も戦士でしたから、常に主導権争いの日々でした。恋は戦でした。

ゾクゾクとしびれる毎日でしたが、正直常に緊張感があり、疲れました。このつばぜり合いを崩して、「私がロックマンを癒やそう」と思っても、自分が戦士であるままではちょっと難しいのです。(女神とか女王とか高度の進化をとげないと、ロックマン攻略は成し遂げられるものではありません)

ただ、今は事情が違います。私が戦士でも、旦那さんは戦士ではなく農民?なので、争うことはできません。向こうは「へへえ」と頭を下げて、戦いをひたすらかわします。

昔はそんな男性にまったく興味を持てなかったのですが、今は争わないことの尊さがよくわかります。身を引く姿勢、戦いに持ち込まない姿勢を、彼から学んでいます。

物足りないと思うことも、よくあります。でもそれ以上に、戦わないってこんなに人生楽なのか、と目を見張ることが多いです。

戦力はここぞという時にとっておけばよいのです!

私に新たな生き方を示してくれた今の旦那さん。

今の私には穏やかな旦那さんが”ベストパートナー”なのだろうという、妙な納得感があります。

老後、友蔵を目指すとぼけた旦那さんが、今から楽しみであります♪

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テツコハナヤマ
毒親育ちが、ロックマンしか愛せず音信不通に苦しむ日々を卒業し、誠実な癒し系の旦那様と結婚。コロナ禍で出産し、産後クライシスに荒ぶりながらも「毒親育ちが居場所を見つけて、ライフワークと家族と生きる」日々を発信中。根本裕幸氏のお弟子さん1期。 詳しいプロフィールはこちら。